【作品紹介】
座敷わらし・紅葉との一件より、数週間の時が流れた。
稲生修一郎は時折、過去の出来事を鮮明になぞらえた夢を見るようになる。
少年時代の友人であるイサミは、修一郎を天狗の弟子と思い込み、近付くが……。
【概要】
ビジュアルサウンドノベル 『あやかしよりまし』の続編です。
前作の延長線上にある物語ですが、独立した話です。
プレイ時間は７〜8時間程度です。
■稲生 修一郎（いのう しゅういちろう）
妖（あやかし）が見える物語の主人公。
子供の頃から、妖を寄せ憑けやすい体質。
紅葉との一件以来、強く生きる事を決意し、
前向きで穏やかな学校生活を送っていた。
だが、古い友人の思い出と、木葉や鏡との
出逢いにより、 失われていた過去と向き
合う事となる。
吽狛（うんこま）という守護霊獣を憑けている
憑人（よりまし）。
■稲生 楓（いのう かえで）
絵本作家として生計を立てている修一郎の
姉。無類のお菓子好き。
お気楽な性格で稲生家を和やかにしている。
子供の頃は妖を寄せ憑けず、むしろ追い回していた。
阿狛（あこま）という守護霊獣を憑けている。
美人で気立ての良い優等生。
“覚（さとり）”と言う妖が憑いており、他人の
心を読む事が出来る。
だが、その覚の瞳は宿主の紗都梨の意思に
よって深く閉じられ、その能力は封印されて
いる。
修一郎のクラスメイトの元気な女の子。
猫柳とはいつも喧嘩をしている。
昼休みは、修一郎の弁当を狙うのが日課。
怖がりな為、幽霊やお化けの話は苦手。
■猫柳 行人（ねこやなぎ ゆきと）
人懐っこい修一郎のクラスメイト。
陸上部では、短距離の選手。
100Ｍ走では、県大会クラスの実力を持つ。
最近、熱心に部活に参加する修一郎の事
を嬉しく思っている。
八橋とは幼馴染で、気心が知れた仲。
以前、稲生家に住んでいた座敷わらし
の少女。
今回は回想シーンにのみ登場。
“妖”の事を“魔”と呼び、研究する長身の
盲目の男。
その目が原因か、見えないものを感じ取る
事が出来る。
“魔”に対し、 ある種の執念のような、深い
憎しみを持っており、 修一郎に協力を
呼びかける。
修一郎と同学年で、紗都梨のクラスメイト。
文武両道で、顔立ちも良いので、主に女子
に人気が高い。
人懐っこい性格だが、少々他人を見下した
一面も。
背が低いが、余りコンプレックスは無い。
神出鬼没の妖が憑いているようだが、その
正体は不明。
八橋の女子グループの控えめで、
大人しい女の子。
修一郎の小学校の頃の同級生で、
修一郎は怖い人と言う認識を持っていた。
稲生家に古くから棲んでいる猫又。
猫・人間問わず女好きで、いやらしい事を
こよなく愛する。
楓の事を姐御と呼び、慕っている。
その気質は年月を隔てても変わらず、調子に
乗り、痛い目を見る事もしばしば。
■トシゾー
時折、夢の中に登場する五年前の修一郎。
現在より少々荒っぽい性格で、他人に対して
辛らつな態度を取る。
失踪した父親の居所を聞くために、
真相を知る天狗の元を訪れる日々を過ごす。
トシゾーの名付け親はイサミ。
ちなみに犬の名前。
同じく夢の中に登場する修一郎の古い友人。
天狗に憧れ、修一郎の事を天狗の弟子だと
思い込み、孫弟子と言う形で弟子入りする。
体力は無いが、頭は良く、修一郎を小馬鹿
にする事が多い。
神社の裏山に棲む天狗。修一郎を良き遊び
相手として、逢う度に棒試合を行う。
その棒術は修一郎を生命の危険まで追い込
む事もしばしばで、楓はその事を快く思っては
いない。
■稲生 楓（学生時代）
弟の面倒を見ながら、学生生活を送る
稲生家の長女。
将来の夢は絵本作家。
面倒見の良い性格で、厄介事を引き受ける
事もしばしば。
楓が小さい頃に拾った傘の妖。
おしゃべりだが天気の話ばかり。
好戦的な一面もあり、雨の妖と
仲が悪い。
■稲生家に住む妖怪■
基本的には役に立たない大人しい妖怪達
ばかり。ちなみに左画像の妖怪達は
つるべ火
瀬戸大将
箒神
おおかむろ
小人
鉄鼠
